うつ病の治療法

うつ病の治療の基本は「休養」

2020年2月27日

病院でうつ病と診断され“仕事を休みましょう”と言われたとき、今の仕事の状況や同僚のことを考えたり、うつ病であること会社に知られたくない、理解されないのではないかと思い休むことは難しいと医者に訴える方が多いです。

うつ病は病気ですので診断書も医者から書いてもらえますし、現代社会においてうつ病は以前より身近になっており会社側も対応してくれます。

しっかりと休養することが、うつ病を治す近道だと思い仕事を休みましょう。

 

「休むことが“仕事”」

休養はうつ病の治療において非常に重要です。うつ病になったら、中途半端なことは考えずに、徹底して休みましょう。自分は病気なのだということを認識し、とにかくゆっくり休むことが大切です。

うつ病の治療は、薬による薬物療法と精神療法を組み合わせて進めていきますが、休養も治療の3大柱といってもいいほど重要なものです。

うつ病の患者さんは心身ともに疲れきった状態なので、そんな状態で仕事を続けても、ミスにつながって、それが焦りやストレスになり、悪循環に陥ります。結果、病気を長引かせ、症状を悪化させてしまいます。

今は休むことが仕事なのだと腹をくくって治療に専念するようにしましょう。

 

「何もしないのが一番!」

休養をとるなら中途半端な休みではなく、徹底的に休まなければ意味がありません。仕事や学校、家事などから完全に離れることが重要です。

とにかく何もせず、家でごろごろしているのが1番です。仕事が気になりますが、早く治すことが仕事のためにもなると思い、会社からの電話も出ないようにしましょう。

ゴロゴロしていると申し訳ないと思い家族に気をつかって、家の中の雑用を手伝おうという気持ちになるかもしれませんが、それもやめましょう。

とにかく休むことが大切ですので、“家族に申し訳ない”などとは考えずに、徹底的に休みましょう。

また、家族の方は家事などのお手伝いを頼むことや、散歩や旅行などに行って、気分転換をはかったらどうかなどと、患者さんに声をかけることもやめましょう。

うつ病がわかった最初のうちは特に、何もしないでとにかく家の中でのんびり過ごすのが一番なのです。

 

「十分な睡眠をとる」

うつ病患者さんにとってよく眠ることも大切な休養です。うつ病の患者さんの中には、寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚めるなど睡眠の悩みを訴える人が多いのが実態です。

十分な睡眠は、患者さんの不安な気持ちを軽くしてくれますし、心身ともに疲れきった患者さんにとっては非常に大切です。

なかなか眠れないという人は、睡眠導入剤を処方してもらうと眠れるようになりますので、 医師に相談しましょう。うつ病の治療には、十分な睡眠が欠かせません。

 

「休養期間はどのくらい?」

一度うつ病と診断されたら、よほどの軽度でない限り、数週間で完治することはありません。うつ病は風邪などのように薬を飲めば治るものではなく、時間がかかる病気なのです。

うつ病が回復するまで、個人差はありますが、だいだい3ヶ月から6ヶ月かかると言われていますが、そのうちのしっかり会社などを休まなければいけない休養期間はだいたい2ヶ月ほどです。

早く病気を治さなければと焦る必要はありませんので、ある程度の期間が必要だと覚悟を決めて、ゆっくり休みましょう。

仕事への復帰の時期などは、医師が患者さんの状態を見ながら指示をしてくれます。

まずしっかり休養し、生活のリズムを整え、徐々に散歩など外出できるようになれば仕事復帰まであと少しといったところではないでしょうか?医師の仕事復帰が出るまでは、とにかく家でゆっくりと過ごすようにしましょう。

 

「入院することも可能」

うつ病が重度の人は入院治療を勧められることがおおいですが、軽度や中度の患者さんでも、仕事を休むことが出来ない、家にいると家事をしなければならないなどで休養をとることが出来ない方、長引き慢性化している場合には入院することでの休養を強制的にとることもできます。

 

入院でのメリットは以下のものになります。

 

〇仕事や家事など今までにやらなければいけなかったことから解放される

〇入院することにより規則正しい生活が出来るため、生活のリズムが整いやすい

〇服薬も管理されるので規則的になる

〇適正な食事、睡眠を確保しながら、運動療法などの治療も並行して管理できる

〇自宅療養と違いいろいろ気を遣わず休養できる

〇会社での適正な理解が得られ、強制的に休むことが可能

〇うつ病への理解が深まる

〇家族や職場の人たちが、病気に対して理解してもらえる。

〇自宅療養中は外出で近所の目が気になりひきこもりがちになるが、入院中は自由に散歩できるメリットがある。

 

 

散歩は運動のひとつだけではなく、内に向かいがちな気持ちを外に向けてくれます。このように、重症だから入院ではなく、軽症でも長引き、慢性化するうつ病では入院治療はもっと考えられてよいものといえましょう。

 

  • この記事を書いた人

たつや(心理カウンセラー)

元製薬会社勤務で医薬品とサプリメントの部署で営業マンをやっていました。医薬品とサプリメントの情報なら専門家にお任せください。 僕も多忙から、うつ病になり退職しましたが、十分に休養して社会復帰できました。 現在は心理カウンセラーとして、うつ病や抑うつ状態の方を積極的に支援しています。

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