うつ病の症状

世代別うつ病の症状

2020年3月4日

うつ病は大人だけの病気ではありません。現在子、供から老人まで多くの方がかかりその世代により様々な特徴があります。世代別のうつ病の症状を見てみましょう。

 

「子供世代のうつ病」

以前は思春期後の心の成長を過ぎてからの大人の病気だとされてきましたが、最近では「いじめ」などの問題で、子どものうつ病が増えています。

子どもは自分の感情をうまく説明できないため、行動であらわすことが多いのです。

 

〇ちょっとしたことでイライラし反抗的な態度をとる

〇話をしなくなった

〇学校へ行きたがらない

〇キレやすくなる

〇朝に腹痛や頭痛など体調不良を訴える

〇落ち着きがなくなる

〇何に対しても面倒くさいという

 

などの症状が見られます。

 

子どものうつ病は、治療すれば快方に向かう事が多いですが、放置すると悪化したり、うつ病を成人になってから再発しやすくなるので、いつもと違う行動や自分を卑下するような発言が目立つ時は医療機関に相談しましょう。

 

 

「思春期世代のうつ病」

思春期は体が急激に発育する時期で、受験や就職など強いストレスがかかることも多く、うつ病になることが多い年代です。

基本的には大人の症状と似たような

 

〇不眠

〇身体がだるい

〇何をするのもおっくう

の症状があらわれます。また思春期に特徴的な

〇引きこもりの状態

〇キレやすくなり攻撃的になる

 

という問題行動を起こすこともあります。

大人のように自分がうつ病であるという認識が欠けていることが多いため、判断が非常に難しく注意が必要です。

 

 

「青年期世代のうつ病」

青年期はこころが急激に変調しやすい時期で、学校生活が終わり、夢や希望を抱き社会に出ていきますが、さまざまな環境の変化などが多い時期にもなります。

社会に出て、会社の雰囲気になじめない、会社の人間関係など職場環境に適応できないことでのうつ病を発症するケースがあります。

また、目標にしていた大学に合格できた、入社できたなどの目標達成後に、無気力状態になってしまいうつ病になるというケースもあります。

 

〇無気力

〇やひきこもり

〇会社に行きたがらない

〇社会に不適応だと感じてしまう

〇自分に自信がもてない

 

などの症状が青年期にはみられます。

青年期は生活リズムや環境の変化が激しい時期なのでそれに対応できずうつ病を発症することが多いので注意が必要です。

 

 

「中高年世代のうつ病」

中高年世代は、責任も重くストレスが多くなる年代です。仕事や職場、家庭など悩みが多くなるのに加え、体の面でも体力の衰えを感じ“老化”を意識したり、糖尿病、高血圧などの生活習慣病などがあらわれる年代です。

またがんなどの病気を発症し落ち込んだりすることがきっかけでうつ病になることも多い年代です。

そのため、40歳前後はうつ病を発症しやすいと言われています。この年代のうつ病は、うつ病の典型的な症状があらわれます。

 

〇ゆううつになる

〇体がだるい

〇食欲がない

〇頭痛がする

〇やる気が起きない

〇仕事や趣味などに興味がわかない

〇不眠

 

などの症状があらわれ、時には死を考えたり、“アルコール依存性”になることもあるので注意が必要です。

また自分が気づかないうちにストレスを感じ、原因やきっかけがわからない内因性うつ病が多いのもこの年代の特徴と言えるでしょう。

 

 

「老年期世代のうつ病」

65歳以上の老年期になると、自分の老化をはっきりと意識するようになり、退職などによって生活環境が大きくかわります。

親しい人との別れなどで孤独感が深まる時期でもあります。このような変化が心に影響をあたえ、うつ病にかかりやすくなります。

ほかの年代と比べると、ゆううつ 感はあまりなく、身体的な症状が目立つ“仮面うつ病”のようになります。

 

〇ヒステリックになる

〇いつでもイライラする

〇被害妄想

〇喪失感や不安感が強い

〇頭痛

〇じっとしていられない

〇受け答えがしっかりできない

 

等の症状が多いのも特徴です。老年期のうつ病は症状が軽く見逃されやすいことと、またうつ病の症状と認知症の症状で似ているものが多く、周りの家族も認知症が始まったと思ってしまうことも多いのです。

これを“うつ病性仮性認知症”といい認知症との区別はとても難しいのです。

 

〇外出したがらない

〇口数が少なくなったと感じる

〇さみしさを訴える

〇自分は役にはたてない。などと自分を責めるような発言がある

 

というような症状がある場合はうつ病の可能性があるので、専門医にかかることをお勧めします。

もし、うつ病だった場合はうつ病がよくなっていけば認知症のような症状もなくなっていきます。

また、一度うつ病にかかると長引いたり再発しやすいのも老年期うつ病には多いので注意が必要です。

 

 

このように世代によってうつ病の症状は様々です。どの世代にも言えることは、症状に気づかず放置すると悪化してしまい、自殺という最悪の結果を招くこともあります。

そうならないためにも、このような症状に気付いたら医療機関に連れて行き相談すると良いでしょう。

  • この記事を書いた人

たつや(心理カウンセラー)

元製薬会社勤務で医薬品とサプリメントの部署で営業マンをやっていました。医薬品とサプリメントの情報なら専門家にお任せください。 僕も多忙から、うつ病になり退職しましたが、十分に休養して社会復帰できました。 現在は心理カウンセラーとして、うつ病や抑うつ状態の方を積極的に支援しています。

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